普段元気にしている動物も動物病院で健康診断を受けることにより、小さな病気のシグナルを発見することも多々あります。5 歳以降は年1 回、7 歳以降は年に2 回、10 歳以降は年に4 回は健康診断を受けることをお勧めします。
狂犬病や、混合ワクチン、フィラリア予防、ノミ・ダニの駆除、駆虫など普段からできる予防は必ずしましょう。
種類 | 予防方法 | 期間 |
---|---|---|
狂犬病 | 狂犬病ワクチンの接種 | 生後90日以降で毎年一回注射 (法律で定められています) |
混合ワクチン | 各種ワクチンの接種 | 元気なときなら時期は問いませんが、 毎年追加の接種(注射)が推奨されています |
フィラリア予防 | 予防薬の投与 | 6月~12月(蚊が出始めてからいなくなった 1ヶ月後まで)月に一回予防薬を飲ませます |
ノミ・ダニ駆除 | 皮膚に予防薬を滴下 | 通年 |
駆虫(虫下し) | 虫卵または虫体確認後、 駆虫薬を投与 |
通年 |
イヌ、ネコの去勢・不妊手術は、望まれない妊娠を防ぐという目的の他に、健康面・行動・性格面で多くのメリットがあります。発 情のストレスを回避することで、統計学的にも寿命が長くなることがわかっています。手術を受ける時期によっても効果の出方が多少かわりますので、参考にしてください。
※最初の発情を迎える前(生後4 ~ 6 ヶ月齢)で不妊手術をすると乳腺腫瘍の発生率を99%予防できます。しかし、発情の回数を重ねるごとに予防効果は低下し、4 回目の発情後(2.5 歳以降)に手術を行っても予防効果はないと言われています。
エネルギー代謝が低下するため太りやすくなる傾向があります。
⇒食餌のコントロール、運動量の増加で予防できます。